リスク許容度の診断なんて信用するな!正しい計算方法を知る方が100倍役立つから

リスク許容度の診断なんて信用するな!正しい計算方法を知る方が100倍役立つから

こんにちは、井上FP事務所の井上です。

今回は、リスク許容度についてお話をしていきたいと思います。

インデックスブロガーで有名な吊られた男さんが先日、「資産形成のために投資を始めたものの相場急落による損失でオロオロしている人、あなたは幸運です」という記事にて資産形成を始めたばかりで下落相場を経験できるのは、幸運だと言われていました。

これに関して僕も同意見で、下落相場でこそ自分の本当のリスク許容度がわかります。

リスク許容度とは?

投資をする上で、一番理解しておかないといけないことは元本は守られないし、損する可能性が大いにあるということです。

これを本当の意味で理解できずに損をして投資を辞めてしまう人が、あまりにも多いです。

投資の世界ではリターンにはそれに応じたリスクがあると考えられています。
このリスクとは、危険という意味ではなく不確実性やブレ幅という意味を持ちます

つまり、ハイリスクハイリターンとは、ブレ幅が大きいので上振れする可能性が高くリターンも高くなるが、反対に下振れする可能性も高いということです。

では、どのように自分のリスク許容度を知ればいいのでしょうか?

my INDEXの資産配分ツールを使う

方法はたくさんあって、GPIFが出している数字を使って計算するのもありますが、もっと簡単に調べるのであればmy INDEXの資産配分ツールを利用するのも一つです。

利用するためには、会員登録する必要がありますが、登録するとアセットの組み合わせによるリターンとリスクを試算することができます。

登録すると、こんな感じで資産配分を入力することができます。

my INDEXの画面

ここで例えば、日本株式100%のアセットアロケーションを見てみましょう。

my INDEXの画面2
資産配分を入力して「結果を表示する」をクリック

すると、日本株式100%のアセットアロケーションが表示されます。

my INDEX キャプチャ
選んだ資産配分のリターンとリスクとシャープレシオが表示される

このサイトでは、過去20年の実績をもとに平均リターンとリスクとシャープレシオを出してくれています。

my INDEXのリターンとリスクは過去20年の平均データではありますが、データでは日本株は平均リターン1.3%でリスクは17.9%となっていますね。

株式などの値動きは、統計学的に一定の範囲の中で動くとされており、その動きの幅を「リスク」で示しています。

このブレ幅を標準偏差と読んでいます。

[aside type=”normal”]この記事では標準偏差を簡単に説明していますが、確定拠出年金の運用力を上げたい人必見!!期待リターンと想定リスクとは?で図付きでめちゃめちゃ詳しく解説しているので本気で理解したい人は必ず読んでください[/aside]

標準偏差とは?

簡単に言うと、何%の確率でここからここまでの範囲になりますよということです。

上のリスクとは1標準偏差のことを言っています。
1標準偏差の場合68.4%の確率でここに収まりますので、上の日本株で見ていきましょう。

日本株のリターンは、基本的には1.3%のリターンになるけれども、68.4%の確率で19.2%(1.3%+17.9%)〜-16.6%(1.3%-17.9%)の中で変動しますよと見ることができます。

つまり、基本は1.3%とし、そこから上にも17.9%、下にも17.9%ぶれる可能性があるということですね。

いい年は、リターンが19.2%の時もあるし、悪い年は-16.6%になるということです。
それらのブレを平均すると1.3%になるということですね。

この範囲で収まる確率が、68.4%だといことです。

リスク許容度は2標準偏差を見ておこう

1標準偏差の中で収まるのは、68.4%の確率でした。
反対に31.6%の確率で、1標準偏差に収まらない可能性がありますよね?
例えば、大暴落と言われる場合は、68.4%の枠には収まりません。

つまり、日本株は-16.6%以上の下落をする可能性があるということです。
したがって、最低でも2標準偏差の下落を見ておく必要があります。

2標準偏差では、95.4%の確率でその中に収まると考えられます。

この場合、ブレ幅であるリスクは1標準偏差の倍となり、17.9%×2=35.8%となります。

つまり、平均1.3%から35.8%を差し引くと-34.5%となりますよね。

大暴落時の時のリターンは、日本株を保有していると-34.5%の資産価値が減少する可能性があると言えます。

もちろん、4.6%の確率で2標準偏差以上のブレ幅になる可能性もあります。
その場合は、3標準偏差で考えてください。
リスク17.9%×3=53.7%のブレ幅の中に収まる確率が99.7%です。

ちなみにリーマンショックでは、2標準偏差に収まらない暴落でした。

個人的には最低でも2標準偏差くらいの下落があっても耐えられるリスク許容度にしておくことをお勧めします。

例えば、上記の日本株だと100万円投資した場合、95.4%の確率で65.5万円になるということです。
これに耐えられないのであれば、日本株100%ではなく、債券や現金の比率を増やすなどして自分が耐えられるリスク許容度を測っていきます。

本当のリスク許容度は、下落しないとわからない

リスク許容度とは、上記のように理屈に沿って考えていきます。
あくまでも理屈なので、理屈上50%の下落まで耐えられると言っていた方でも、暴落して10%下がっただけであたふたすることがあります。

理屈では大丈夫でもリアルは違ったということですね。
このようなパターンは実は少なくないなので、資産運用開始時に暴落を経験するというのは本当のリスク許容度を知れるいい機会だと思います。

皆さんもよければ、自分でリスク許容度を調べてみてはいかがですか?

 

「元役者」という異例の経歴をもつファイナンシャルプランナー。
現在は役者時代に培った経験を生かし、講師業を中心に活動。200人以上の確定拠出年金の運用相談の実績がある。

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