最強の医療保険!?その名は・・・

最強の医療保険!?その名は・・・

少し前に、ライフネット生命の岩瀬大輔さんが書かれた「がん保険のカラクリ」という本を読みました。
保険に関しては、かなりの予備知識があるため1週間かからず読めました。
岩瀬さんのお考えは本当に素晴らしく、保険に対する価値観は共感できる部分が非常に多いです。
読んだことない方は是非読んでみてください。

そして、今日はその本の「第6章 新しい時代の医療保険」に出てくる個人的に最強の医療保険と思っている保険についてお話したいと思います。

本日もお越しいただきありがとうございます。
井上FP事務所の井上です。

最強の医療保険とは?

僕が最高で最強だと思う医療保険とはライフネット生命の「じぶんへの保険プラス」です。

じぶんへの保険プラス

公式HPは以下をクリック。
http://www.lifenet-seimei.co.jp/product/medicalcare/

この保険、なぜかライフネット生命のHPから探してもなかなか出てきません・・・
ワード検索することでヒットするのですが、これだけ素晴らしい保険なのだから、もっと前面に出しましょうよ・・・

ライフネット商品一覧
トップぺージの商品一覧に名前がない・・・

あと、ライフネット生命の他の商品に関しては正直普通です。
ネットだからといって保険料がその他保険会社と比べて特別安いわけでもありません。
しかし、「じぶんへの保険プラス」のみが異質で素晴らしいです。

では、さっそく中身を見ていきましょう!!
と言いたいところですが、その前に確認・・・

公的な医療保険のしくみ

まず、民間の医療保険を検討する上で重要なことは、自分がすでに「健康保険」という医療保険に加入しているということを理解することです。
毎月、健康保険に対して高い保険料を払っているわけですから、保障内容はしっかりと理解しておきたいところです。

では、公的な医療保険とはどういった内容か?

皆さんもご存知のとおり、70歳未満の方は窓口での自己負担額が3割になりますね。
これは誰でもが知っていることでしょう。
しかし、残念なことに高額療養費制度についてはご存じない方が多いのが現状です。
この高額療養費制度とは、どういったものなのか?

高額療養費制度とは?

健康保険に加入していることで窓口の自己負担割合は3割になるとお話をしました。
では、仮に医療費が100万円かかったとすれば、自己負担は3割の30万円です。
しかし、実際はこの30万円を負担する必要はありません。

それが「高額療養費制度」であり、具体的には医療費負担が80,100円を超えた時点から、ほとんどの医療費を健康保険が負担し、自己負担がグッと減ります。
※一般所得者の場合

具体的な計算方法は以下の通りです。

80,100円 + (医療費-267,000円)× 1%

つまり、100万円の場合だと・・・
80,100円+(100万円ー26.7万円)×1%となり、87430円となります。

よって、医療費は100万円かかっても実質9万円弱で済むというわけですね。

注意点!!

上記、「高額療養費制度」は非常に優れた制度であり、健康保険の核となるものですが注意点があります。
それは、あくまでも治療費に対してという点です。

どういうことかと言いますと、入院した場合は治療費以外にも「差額ベット代」や「食事代」などが別途必要となります。
これらは健康保険の対象とならないため、高額療養費制度の対象とならず、自己負担となります。

つまり、上記9万円弱の医療費と別途+αで差額ベット代が必要となります。

[aside type=”normal”]差額ベット代とは・・・
大部屋などではなく個室などを自分が希望した場合、別途必要となる費用です。
病院都合で、大部屋ではなく個室に入る場合などは基本的に差額ベット代を支払う義務はありませんので、自分が望まなければ不要な費用です。[/aside]

しかし、現実的には差額ベット代の支払いを拒否するのは難しいようです。
入院時の書類の中で差額ベット代についての確認として書類にサインを求められたりするのですが、ここで拒否をした場合、揉めたりトラブルになるケースもあるようです。

近年では、無料のベッドがない病院も増えているようで、この差額ベット代を払わない、考慮しないというのは現実的には難しくなっています。

その事実を知ってか、知らずかはわかりませんが「払わなくてもいい!!」と声を大にして言われる方もおられますが、個人的には最悪のケース違う病院に行く覚悟がある方以外は、差額ベット代を意地でも払わないという考え方はお勧めしません。

少し脱線しましたが、このように皆さんは公的な医療保険に加入しているので健康保険を軸に民間の医療保険を考える必要がありますね。

ここで出てくるのが、最強の医療保険である「じぶんへの保険プラス」です。

どのような保険なのか?

一言で言えば、健康保険を補完する保険です。
一般的な医療保険とは、「入院日額5000円」など入院した際に受け取る保険金額を決めて加入します。

それに対して、「じぶんへの保険プラス」は受け取る保険金額が診療保険点数によって変わります。
具体的には、診療保険点数が1点=10円となり点数の合計で医療費が決まります。

例えば、3000点だった場合の医療費は3万円となり、窓口負担は3割の1万円となります。

この「じぶんへの保険プラス」は自己負担部分の点数の3割を保障してくれます。
つまり、診療保険点数×3円の保険金が支払われます。
また、一ヶ月の保険金支払額が10万円と設定されており、入院に対して毎月10万円以上の保険金を受け取ることができませんが、高額療養費制度で100万円の医療費が9万円弱で済むのであれば、全く問題ありません。

治療費については、自己負担がなくなるということですね。

いわゆる終身医療保険との違い

では、よくある医療保険とどう違うのでしょうか?
これは医療保険で賄うものの目的が違います。
一般的な医療保険は、健康保険の対象とならない差額ベット代などを補う目的とされています。

差額ベッド代一覧
平均は約6000円

上記は厚生労働省の調査によるものですが、平均約6000円ほどとなっています。
つまり、一般的な医療保険の日額5000円などの保険は、差額ベッド代を補うような考え方ができるんですね。

それに対し、「じぶんへの保険プラス」は差額ベッド代などは自己負担しようという考え方なんです。

なぜ、そのような考え方なのか?

「がん保険のカラクリ」で岩瀬さんも言われていますが、入院日数は減少傾向にあるからなんですね。

入院日数グラフ
このとおり、減少傾向にある

上の図を見れば、わかる通り入院日数は減少していっていますね。
上記は平成20年で35.6日ですが、直近の調べでは平均30日ほどになっています。
つまり、差額ベッド代の負担率が減少しているということですね。

このような変化から、将来的には入院給付が少なくなると考え、健康保険の補助として保険の役割となろうとするのが「じぶんへの保険プラス」というわけです。

がんへの保障もあり

「じぶんへの保険プラス」は、がんと診断されたら一時金100万円が給付されます。
1年後、がん治療が続いていたら再度100万円給付する太っ腹な仕組みです。

また、多くの保険が支払い限度を60日や120日としているのに対し、「じぶんへの保険プラス」は期限に制限はありません。
上限は、日数ではなく同保険からの通算保険給付が2000万円までとなっています。
まぁ、多くの場合2000万円も医療保険から受け取ることはないでしょうから、無期限みたいなものですね。
これも素晴らしい点ですね。

この「じぶんへの保険プラス」は過度の保険金支払いが発生しない仕組みとなっているため、保険料が非常に安くなっています。

保険料

じぶんへの保険プラス保険料
保険料一覧

付加保険料などを開示するのもライフネットらしいスタイルですね。
非常に保険料が安いですね。

注意点!!

保険料は非常に安いですが、この保険は10年更新となっています。
つまり、10年おきに保険料が上がる仕組みとなっています。

岩瀬さんは著書の中で、貯金が貯まれば保険をやめるべきと推奨しています。
保険会社の社長がそういうのがすごいなぁと思うのですが、その考え方に基づいた保険です。

若いうちは、掛け捨ての更新型(※更新型の方が若いうちは保険料が安い)に加入して貯金が貯まれば保険をやめるという考えですね。
僕自身も自分の保険については、同様の考えを持っているので素晴らしい商品と感じますが、退職後も医療費負担が不安だという方には向いていません。

まとめ

賛否両論分かれる保険商品だと思いますが、現在の医療保険に一石を投じた商品だと思いますので、よければご参考ください。

詳細はHPを見ていただいた方がわかりやすいので必ずHPで確認してくださいね。

「元役者」という異例の経歴をもつファイナンシャルプランナー。
現在は役者時代に培った経験を生かし、講師業を中心に活動。200人以上の確定拠出年金の運用相談の実績がある。

詳しいプロフィールは こちら

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