年金の受取額が減っていく?マクロ経済スライドとは?

年金の受取額が減っていく?マクロ経済スライドとは?

毎月お給料から天引きされている年金保険料。 その積み立てで将来受け取ることができるのが年金です。 この年金について「将来受け取れないのでは・・・?」と心配されている方も少なくありません。 将来的には70歳からの支給になるんじゃないか?など憶測が飛び交いますが、確実に年金が減ることが決まっていることをご存知でしょうか? これは、年金の仕組みである「マクロ経済スライド」が関係しています。 では具体的にマクロ経済スライドを確認していきましょう。

年金の仕組み

かつて年金が作られた頃は、少子化になるとは考えもしなかった時代です。 人口がこのまま増え続けると思われ、年金を支える人たちが減少するなんて思いもしませんでした。 しかし、そんな状態が今実際に起きているわけです。 このままでは年金の財政が持たないぞ、となったわけです。 そして、できたのが「マクロ経済スライド」です。

収入と支出のバランスを調整

このままの仕組みでは、収入は減るのに支出は増え続ける状態となります。 マクロ経済スライド図

引用元 マクロ経済スライドってなに?厚生労働省

上記の図にもあるとおり、収入減に合わせて支出、つまり受け取る年金も減らしましょうというのが「マクロ経済スライド」なんですね。

物価が上がれば年金額も同じだけ上がるはずだった

将来年金を受け取っていく場合に、世の中の物価上昇を考慮しておく必要があります。 例えば、年金額が100万円だったとしましょう。 そして100万円あれば1年間は生活することができていたとします。 これであれば年金だけで十分に生活ができます。 しかし、翌年物価が上がってしまい、今まで100万円あれば生活するための買い物ができていたのに105万円必要となりました。 受け取る年金は100万円です。 まったく贅沢もせず、同じものを買おうと思ったのに5万円足りなくなりました。 これでは、年金のお金の価値は下がりますよね。 それはいけないということで年金の支給額は物価上昇に連動する仕組みとなっています。 つまり、上記のケースでは年金額も105万円となるわけですね。 ここを調整しようとするのが「マクロ経済スライド」です。

マクロ経済スライドで物価上昇と同額ほど年金額が増えなくなる

今の年金の財政では、収入と支出のバランスが持たないから調整が必要だとわかりました。 しかし、来年から年金を減らします!!と言うとバッシングを受けますよね。 政治家は、できるだけバッシングは受けたくありません。 でも、どうにかしないといけないわけです。 ここで目をつけたのが「物価上昇」なんです。 つまり、翌年物価上昇に合わせて105万円にあげないといけないところを102万円くらいにするんです。 実質3万円の減少です。 するとどうでしょうか? 年金額の通知が来ると、受け取る年金額は増えています。 実質的な年金は減るのに受け取る年金額は増えているんですね。 これでは、ほとんどの人は文句を言いません。 それは減った感覚がないからなんですね。 これが「マクロ経済スライド」による調整です。

どれくらい減るの?

政府が試算している数字では、現時点から2040年にかけてゆっくりゆっくり減らしていき、最終的には実質的な年金額は今の年金額の80%になると言われています。

まとめ

「マクロ経済スライド」ご存知でしたでしょうか? 実は、こういった情報も発信はされているんですね。 ただ意識しておかないと耳に入ってこない情報ですので、そんなこともあるんだと認識しておいてくださいね。

ちなみに・・・

社会保障制度改革国民会議報告書という国の報告書には、こんな一文があります。

日本の社会保障制度は、自助・共助・公助の最適な組合せに留意して形成すべ きとされている。 これは、国民の生活は、自らが働いて自らの生活を支え、自らの健康は自ら維持するという「自助」を基本としながら、高齢や疾病・介護を始めとする生活上 のリスクに対しては、社会連帯の精神に基づき、共同してリスクに備える仕組み である「共助」が自助を支え、自助や共助では対応できない困窮などの状況につ いては、受給要件を定めた上で必要な生活保障を行う公的扶助や社会福祉などの 「公助」が補完する仕組みとするものである。

(中略) 「自助努力を支えることにより、公的制度への依存を減らす」こと や、「負担可能な者は応分の負担を行う」ことによって社会保障の財源を積極的 に生み出し、将来の社会を支える世代の負担が過大にならないようにすべきであ る。

引用元 社会保障制度改革国民会議報告書

つまり、公的年金はサブで自助努力がメインだから、年金ばかりあてにせず自分で貯蓄しておいてね、と言っているわけです。 やはり、国としてもない袖は振れませんから、ないものに頼るのではなく自分でしっかりと準備しておくことは大切ですね。

「元役者」という異例の経歴をもつファイナンシャルプランナー。
現在は役者時代に培った経験を生かし、講師業を中心に活動。200人以上の確定拠出年金の運用相談の実績がある。

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