販売中止になる貯蓄型保険 今後は何を利用すべきか?

販売中止になる貯蓄型保険 今後は何を利用すべきか?

こんにちは、井上FP事務所の井上です。

先日16日にマイナス金利が導入されましたね。
これにより銀行間のお金の貸し借りの金利となる無担保コール翌日物もマイナスとなりました。

そして、マイナス金利は僕たちの生活の身近な生命保険にまで影響を及ぼしています。

販売停止になる貯蓄型保険

2月18日に以下のようなニュースが流れました。

マイナス金利で貯蓄性高い商品販売停止へ 大手生保

マイナス金利の影響で一時払の個人年金保険や終身保険が販売停止になりました。
この流れは当然起きると思っていましたし、これから続く保険会社が増えると思います。

[voice icon=”https://www.fpinoue.com/wp-content/uploads/2015/05/nigaoemaker.png” name=”井上FP” type=”l”]あくまでも一時払いのみですので、全部ではないので注意してくださいね[/voice]

特に、予定利率を最低保障しているような商品については、今後新規募集をしない可能性が高いと思います。

国債中心の運用をしていた生保業界

生命保険会社はお客さんから預かったお金で国債を中心に運用していました。
しかし、マイナス金利が導入されたことで国債の運用で利益を出すことが難しくなります。

下の表は、日本の国債の利回りなどを表しています。
その下の図はイールドカーブと呼ばれるものです。

国債 イールドカーブ

引用 bloomberg

2016年2月16日時点で9年債までマイナス、30年債でもたった1%の利回りです。
これでは国債中心に運用をしていても利益は出せませんよね。

実際に、生命保険協会の筒井義信会長は「国債中心の運用はもはや困難」と言っています。

[aside type=”normal”]参考 生保協会会長「国債中心の運用もはや困難」リンク切れ)[/aside]

また、外債にシフトするとも言っています。

[aside type=”normal”]参考 国債中心の運用困難、外債シフトがメーンに=生保協会長[/aside]

外債を中心にすると言っていますが、為替リスクが発生するため、今後どうなるのかを注目しておきたいところです。

保険に変わる方法はないのか?

今までのように、何でもかんでも保険で貯蓄という考え方はこれからはより難しくなります。
では、保険で貯蓄していたものについてはどう考えればいいのでしょうか?

個人年金は確定拠出年金へ

個人年金は、金利変動型でなければ加入時の金利が固定されてしまいます。
この低金利の時代で固定を金利するなんて一番避けたほうがいいことです。
今の時代、老後への積立には個人年金は向いていません。
では、何を選択するべきか?

それはつまり、確定拠出年金です。

僕は散々言っていますが、確定拠出年金には所得控除という素晴らしい効果があるので運用以前に積立効果があります。

【保存版】個人型確定拠出年金の仕組みと金融機関の選び方でも解説しましたが、少なくても15%の節税効果がありますので活用しない手はありません。

老後準備なら間違いなく確定拠出年金でしょう。

会社に確定拠出年金が導入されている人は、まずは会社にある確定拠出年金をフル活用してみてください。

[aside type=”normal”]確定拠出年金をしっかり理解できていないあなたは、サラリーマン必見!確定拠出年金とは?メリット・デメリットまとめを読んでください[/aside]

終身保険(学資保険)は、変動10年の国債へ

現在すでに加入している人は問題ありませんが、今後終身保険や学資保険に加入する方であれば「変動10年」という日本の国債を選ばれてはいかがでしょうか?

世の中の金利に合わせて適用される金利は変わりますが、最低金利保障として0.05%が保障されています。
つまり、マイナス金利の幅が増えたとしても影響は限定的で、反対に金利上昇時には適用金利が上がっていきます。
1年経てば、解約も可能です(ペナルティーはある)ので、悪くない選択肢です。

まとめ

マイナス金利が始まったからといって、急に運用を始めることはお勧めしませんが、少しずつチャレンジしていくことは大切です。
なにより選択肢を増やすことができます。
貯金と保険だけでは、今からの時代には選択肢が少なすぎます。

自分の可能性を狭めるのは自分だけです。
反対に言えば、自分の可能性を広げることができるのは自分だけです。

やったことないからやらないのではなく、自分から少しずつ新しいことにチャレンジする勇気も必要です。
沈みゆく船だと自分で感じたのなら、降りる準備が必要ですよね。
そのために、まずはしっかりと情報収集しておいてくださいね。

 

「元役者」という異例の経歴をもつファイナンシャルプランナー。
現在は役者時代に培った経験を生かし、講師業を中心に活動。200人以上の確定拠出年金の運用相談の実績がある。

詳しいプロフィールは こちら

ブログの更新情報は各種SNSでチェックできます!