医療保険に加入せず、自分保険という選択肢

医療保険に加入せず、自分保険という選択肢

こんにちは、井上FP事務所の井上です。

連日、保険の本質を見つけ、保険の考え方を考えてきました。
今回は、支払った保険料より受け取る保険金が少ない払い損という考え方について考えていきましょう。

医療保険は払い損するから入らない方がいい?

当然ですが、医療保険も死亡保険も加入するためには保険料を払わないといけません。
ここで払った保険料以上に保険金を受け取れないのであれば、医療保険に入らず貯金した方がいいという考え方があります。

30歳男性が日額5000円の医療保険に入れば、終身払(生きている限り保険料を払う)の場合、90歳まで支払った保険料はだいたい100万円前後となります。

ここでみなさんに質問です。
もし、100万円払っても生涯に受け取る保険金が絶対に100万円もらえないと加入する前にわかっていたのであれば、みなさんは保険に加入するでしょうか?

加入しないという声が多いのではないでしょうか?
僕もこの質問をされると「加入しない」といいそうです。
では、実際にはどうなんでしょうか?

どこに消えた4兆円

医療保険の実情を確認するため、ライフネット生命の岩瀬大輔氏の「がん保険のカラクリ」の一文を引用したいと思います。

国民が2011年度に民間保険会社に払い込んだがん保険と医療保険(含む特約)、いわゆる「第3分野」と呼ばれる保障の保険料は約5兆円。これに対して、同じ期間中に契約者に払い出された入院・手術給付金は、約1兆円に過ぎなかった。つまり、給付金という形で払い戻されたのは、国民が払った保険料の約2割以下ということになる。8割に該当する残りの4兆円は、どこにいってしまったのか。

がん保険のカラクリ 著 岩瀬大輔

上記の内容が本当だとした場合、4兆円はどこにいったのでしょうか?
医療保険は終身保険と違い、解約返戻金がないものも多いので解約返戻金が多くを占めているとは考えにくいです。
となると、ほとんどが保険会社の懐に入り、営業員などのお給料などになっているのだと考えられますね。

僕はこれを批判するつもりは、まったくありません。
だって、どこでも行われている経済活動です。
iPhoneを買うにしても、価格には材料費から工賃、営業費用などが転化されています。

保険は形がないだけで提供されるサービスに費用が含まれているのは当然です。
この原理さえ理解できれば、払った保険料より受け取る保険金が少なくなるのも納得できますね。

自分保険という考え方

医療保険は、自分が払う保険料を手数料を払って積立しているような仕組みです。
例えば、年間2万円の保険料を支払っている場合、その2割(年間4000円)くらいが将来の病気に対して積み立てられているわけですね。

じゃあ、手数料払わずに自分で積立した方がいいんじゃない?という考え方ができます。
実際、僕はその方がいいと思っています。

しかし、注意してほしいことがあります。
この方法ができるのは、すでに貯金がある人のみです

貯金がない人が医療保険に入っていない場合に、明日病気になってしまったら医療費を払うことができませんよね。
だから、貯金がない人には医療保険が必要なのです。
反対に貯蓄がある人にとっては、医療保険の必要性はぐっと下がるわけです。
いくらくらいの貯蓄が目安かといえば、300万円ほどです。
これについては、2年分の生活費があれば、医療保険は不要になる?で書いていますので、よければご覧ください。

ここで貯蓄がある人にオススメなのが、自分保険という考え方です。
これはシンガポールなどで導入されているのですが、個人個人で将来必要になる医療費のために積立を行います。
シンガポールでは積み立てた金額は税控除されるが、引き出しは医療費支出のみと限定されています。

自分保険であれば、保険会社に中抜きされることもないので日本でもシンガポールのような仕組みが導入されれば良いと思っています。

将来、高齢になった時に医療費が多く必要になるのはほぼ確実ですので、医療保険か自分保険のどっちが自分にとっていい選択になるかを一度考えてみてくださいね。

「元役者」という異例の経歴をもつファイナンシャルプランナー。
現在は役者時代に培った経験を生かし、講師業を中心に活動。200人以上の確定拠出年金の運用相談の実績がある。

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