医療保険は本当に必要なのか?

医療保険は本当に必要なのか?

今週末は、奥さんのご親族との食事会のため高知へ行っていました。
高知は本当に食べ物が美味しくて素晴らしいです。
また、「返杯」という注いでもらったお酒を空にして返してまたお酒を注ぐという、独特の文化も体感してきました。
いやー高知の営業さんは大変だと思います・・・笑

本日もおこしいただきありがとうございます。
井上FP事務所の井上です。

医療保険は本当に必要なのか?

日本人であれば当然のように加入している「医療保険」。
果たして、本当に必要なものなのか?
2011年度で見ると、がん保険を含む医療保険は、保険会社が受け取った保険料は5兆円、それに対して給付金として支払ったのは1兆円。
つまり、掛け金の2割しか保険金として受け取られていない実態もあります。

保険会社では「医療保険はドル箱」とも言われている医療保険について検証をしていきます。

保険の営業マンは、よくわかっていないという事実

先にお断りしておきますと、多くの保険の営業マンは医療保険についての正しい知識を持ち合わせていません。
彼らが受ける教育は「販売」のための教育であって、残念ながら正確な知識ではありません。
これは保険に限らず、銀行窓口で投資信託を販売する人間も運用についての教育など受けていません。
なので、このコラムで「保険の知識」をしっかりとつけて、正しい選択をできるようになりましょう。

保険の基本的な考え方は?

私は仕事柄、保険の見直しや保険についての考え方を聞かれることがあるのですが、その際に「なぜ保険が必要なのか?」と質問をします。
本来、ここさえわかっていれば無駄な保険に入ることは無くなります。
では、「なぜ保険が必要なのか?」

結論は・・・
万が一の際に、大きな「お金」が必要になるリスクに備えて「生命保険」に加入するのです。
つまり、万が一の際に「お金」が手元にあれば「保険」など不要です。

例えば、自分が3億円を持っていて働かずとも生活できるのであれば、きっと残された家族のために「死亡保険」は用意しないでしょう。

保険とは、基本的に返ってこない「お金」です。
「お金」で置いておけば自由な使い道を選択できますが、「保険」に払った場合、入院などにしか使えません。
後日お話ししますが、保険とは消費者にとって基本的に「不利な商品」です。

人生では、あらゆるリスクがあります。
あらゆるリスクに備えることができるのは「保険」ではなく「お金」です。

よって、保険の基本的な考え方とは・・・
最低限の「保険」を用意して自由な「お金」を手元に残すことがベスト でしょう。

先に私の考え方をお伝えしますと、

「300万円ほどの貯蓄があれば保険は基本的に不要」

と考えています。

では、実際にどれだけの保険を用意することが最低限なのか?など私の考え方をお話ししていきます。

まずは、「健康保険」から確認しよう

これから、万が一の際に必要な費用を考えていきますが、その万が一の費用を考えていく上で「健康保険」は欠かせません。
そうですよね?
みなさんは、医療保険を検討する前に「健康保険」に加入しています。
その保険料で言えば、民間の医療保険と比べても高額です、
辞められるのであれば辞めたい方も多いでしょうが、現実は辞めることができませんので、フル活用していきましょう。

健康保険について

皆さんもご存知のとおり、70歳未満の方は窓口での自己負担額が3割になりますね。
これは誰でもが知っていることでしょう。
しかし、残念なことに「高額療養費制度」についてはご存じない方が多いのが現状です。
この「高額療養費制度」とは、どういったものなのか?

高額療養費制度とは?

健康保険に加入していることで窓口の自己負担割合は3割になるとお話をしました。

では、仮に医療費が100万円かかったとすれば、自己負担は3割の30万円です。
しかし、実際はこの30万円を負担する必要はありません。

それが「高額療養費制度」であり、具体的には医療費負担が80100円を超えた時点から、ほとんどの医療費を健康保険が負担し、自己負担がグッと減ります。
※一般所得者の場合

具体的な計算方法は以下の通りです。

80,100円 + (医療費-267,000円)× 1%

つまり、100万円の場合だと・・・

80100円+(100万円ー26.7万円)×1% となり、87430円となります。

よって、医療費は100万円かかっても実質9万円弱で済むというわけですね。

注意点!!

上記、「高額療養費制度」は非常に優れた制度であり、健康保険の核となるものですが注意点があります。
それは、あくまでも治療費に対してという点です。

どういうことかと言いますと、入院した場合は治療費以外にも「差額ベット代」や「食事代」などが別途必要となります。
これらは健康保険の対象とならないため、高額療養費制度の対象とならず、自己負担となります。

つまり、上記9万円弱の医療費と別途+α(差額ベット代や食事代など)が必要となります。

差額ベット代とは・・・

大部屋などではなく個室などを自分が希望した場合、別途必要となる費用です。
病院都合で、大部屋ではなく個室に入る場合などは基本的に差額ベット代を支払う義務はありませんので、自分が望まなければ不要な費用です。

しかし、現実的には差額ベット代の支払いを拒否するのは難しいようです。
入院時の書類の中で差額ベット代についての確認として書類にサインを求められたりするのですが、ここで拒否をした場合、揉めたりトラブルになるケースもあるようです。

近年では、無料のベッドがない病院も増えているようで、この差額ベット代を払わない、考慮しない、というのは現実的には難しくなっています。

その事実を知ってか、知らずかはわかりませんが「払わなくてもいい!!」と声を大にして言われるFPの方もおられますが、個人的には最悪違う病院に行く覚悟がある方以外は、差額ベット代を意地でも払わないという考え方はお勧めしません。

毎月の治療費の上限は約9万円

上記の健康保険の高額療養費制度によって、一ヶ月の上限は約9万円ということがわかりました。
しかし、差額ベット代などが必要になるということですね。

つまり、医療費として必要な費用は 治療費約9万円+α(差額ベット代など) です。

※食事代などは考慮しません。
自宅にいない時点で自宅での食事代が減るのに、入院時の食事代を保険で賄う理由がありません。
保険の営業マンのセールストークと思って無視しましょう。

では、実際の負担額平均は?

高額療養費制度を使い、差額ベット代や交通費などを合わせた近年の治療にかかる費用を見てみましょう。

ここでは統計のデータも用いて話をしていきましょう。
今回使うのは生命保険文化センターの「生活保障に関する調査」です。
こちらでは、実際に入院された方がどれだけの費用を使ったかがわかります。

では、以下のグラフをご覧ください。
こちらは、過去5年間に入院した方の自己負担費用の金額です。

スクリーンショット 2015-06-07 19.48.36

出典 (公財)生命保険文化センター「平成25年度生活保障に関する調査」より)

1入院にかかる費用の平均は22.7万円

上記のデータを見れば分かる通り、20万円以下の費用の方だけで60%です。
実際は、イメージと比べるとそれほど負担していないのが現実のようです。

どうでしょうか?
1入院20万円強と考えると貯蓄で対応できると思いませんか?

えっ?がん治療や健康保険対象外の先進医療はどうなんだ!?という意見も聞こえてきそうですね。
では、次回「医療費は「保険」で用意すべきか?」は今回伝えきれなかった部分を含め、いかに保険が不要かという話をしたいと思います。

「元役者」という異例の経歴をもつファイナンシャルプランナー。
現在は役者時代に培った経験を生かし、講師業を中心に活動。200人以上の確定拠出年金の運用相談の実績がある。

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