毎月分配型投資信託の末路

毎月分配型投資信託の末路

毎月分配型投資信託の末路

これだけ優良なインデックスファンドやETFが増えてきてるといえど、人気が衰えないのは「毎月分配型」です。

全くもって、よくない商品だというのにこれだけ人気だというのは不思議です。
長年続くデフレに慣れてしまって、毎月もらえるというポイントに惹かれる人が多いのには、驚きます。

近年では、毎月分配型も4世代目?まで発売されており、あらゆるところからダメ出しをされています。

上記の商品は、ネット証券でも売れ筋2位となっているので、驚きです。
どれだけの人が表面だけの数字を見ているのかと悲しくなってしまう。

楽天証券のセミナーでも驚いたが、ほとんどが高齢者の方だったので、ある意味納得はできますが・・・

今回は、毎月分配型の先駆者であるグローバル・ソブリン・オープン(通称グロソブ)が1997年設定以降、どうなったか見ていきたいと思います。

グロソブの昔と今

設定来のチャートは以下のとおりです。

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 引用元 三菱UFJ国際投信 http://www.kokusai-am.co.jp/fncj037/Init.do?fundCd=148013

1997年、基準価格を10000円でスタートし、7/24時点で基準価格は5779円です。

毎月分配型ですので、利益が出ていない間も分配し続けるため基準価格は当然下がりますね。
しかもグロソブは当初60円の分配金を支払っていましたが、現在は20円です。
60円も支払うと預かったお金を全て吐き出しかねないため、基準価格を下げたのでしょう。

運用とは、決してうまくいくとは決まっていませんので不遇のときもあるでしょう。
ですので、基準価格が下がること自体は置いておきましょう。

しかし、毎月分配型とは自ら基準価格を押し下げています。
そうですよね。
利益が出ていなくても分配するので、その分はお客さんから預かったお金を特別分配金という名で支払っているのですから。
この預かったお金を返すことは基準価格を押し下げます。
この基準価格を押し下げることによるデメリットがすごいのです。

どういうことか説明します。

複利の効果を捨てている

グロソブは設定来分配金を8336円支払っています。
基準価格と分配金を合わせると14115円です。

仮に分配金を支払わず、分配金を全て再投資した場合の現在の基準価格は18862円となります。
この差は、4747円です。
これは何を表しているのでしょう。

これは、基準価格を下げていることにより上げるときの元本が少ないため、複利の効果が下がっているのです。

イメージは以下の通りです。

100万円×2%=2万円
50万円×2%=1万円

基準価格が下がるということは、上昇する際の元本が少なくなっているということです。

つまり、運用の話の中で最初に出てくる複利の効果を自ら捨てているのです。

毎月分配せず、複利の効果を使っていれば、今頃は約5000円ほど収益が上がっていたのです。
これがいい商品と呼べるでしょうか?

グロソブ(毎月分配型)のダメなところはこれだけではありません。

手数料が高すぎる

まず、購入するのに3.24%の手数料がかかります。
運用していくのに1.62%必要です。
解約する際に0.5%の手数料が必要です。

・・・コストかかりすぎじゃないですか?
いまや、購入時にはノーロード、インデックスだったら0.3%ほどの信託報酬の商品があるなかで見れば高すぎです。

まとめ

毎月分配型を検討されている方は、投資信託を使ってなぜ運用するのかを考えて欲しいと思います。
他の商品より運用利率が悪くても毎月分配されることが大切なのであればアリかと思いますが、トータルで資産を増やしたいのであれば違う選択をされることをお勧めします。

「元役者」という異例の経歴をもつファイナンシャルプランナー。
現在は役者時代に培った経験を生かし、講師業を中心に活動。200人以上の確定拠出年金の運用相談の実績がある。

詳しいプロフィールは こちら

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