確定拠出年金の運用力を上げたい人必見!!期待リターンと想定リスクとは?

確定拠出年金の運用力を上げたい人必見!!期待リターンと想定リスクとは?
この記事を読むことで何がわかる?
  • 運用で世界で特に重要なリターンとリスクがわかるようになる
  • リスクの意味が理解できるようになる
  • とても重要だけど、多くの人が知らない運用の考えを知ることができる
  • リスクについて理解することで運用の方向性がわかるようになる
「元役者」という異例の経歴をもつファイナンシャルプランナー。
現在は役者時代に培った経験を生かし、講師業を中心に活動。200人以上の確定拠出年金の運用相談の実績がある。
確定拠出年金を理解して運用ができるまでの10ステップ 目次
  1. サラリーマン必見!確定拠出年金とは?メリット・デメリットまとめ
  2. 【注意!!】いきなり確定拠出年金の運用商品を選ぶあなたは危険!!
  3. 確定拠出年金の運用力を上げたい人必見!!期待リターンと想定リスクとは?
  4. 分散投資は魔法の方程式。確定拠出年金で運用するなら絶対使おう!
  5. 【確定拠出年金の運用】あなただけのアセットアロケーションはこうやって作れ!
  6. 圧倒的データで証明!確定拠出年金の運用商品はこう選べ!
  7. 誰でも1年に1回のチェックだけで確定拠出年金の運用は上手にできる
  8. 【確定拠出年金】資産配分は、年齢に合わせて変えてますか?年代ごとの資産配分も公開
  9. 確定拠出年金=退職金。知らないと損をする!?受け取り方と税金の関係
  10. 運用しながら受け取ることであなたの老後を救う!!確定拠出年金の出口戦略

こんにちは、井上FP事務所の井上です。

確定拠出年金の商品を選ぶ時に、どの商品が自分に合っているかわからなくて困っていないですか?

なんとなく選んでいたら、株価が大きく下がった時に思っていた以上に下がってしまって怖い経験をした人も少なくないと思います。
そんな方に向けて、前回【注意】確定拠出年金の運用でいきなり商品を選ばないで!!でまずは、自分の望むリターンとリスク許容度のバランスを考えることが大切だとお伝えしました。

そして、100万円を投資した時にどれだけ減っても耐えられますか?という質問をしました。

しっかりと考えましたか?
では、それを使って自分に合った投資スタイルを考えていきましょう。
この記事を読むことによって、あなたは自分のリスク許容度に合った投資商品の選び方がわかるようになります。

期待リターンと想定リスク

将来のことだから「期待」リターン

元本の保全性のない投資は、銀行預金と違って「利率」が決まっていません。
銀行預金だったら、利率が○%だから1年後にお金がいくらになっているか明確ですよね。
しかし、リスク資産に投資をする場合は元本割れの可能性すらあるので、明確に○%と言い切ることができません。

そこで使われるのが、「期待リターン」です。

「期待リターン」とは、絶対ではないけど過去の経験からだいたい平均すると投資に対するリターンはこれくらいと考えられるリターンです。
これが、前回で望むリターンを考えてみてくださいと言った部分ですね。

リターンについてくる想定リスク

投資とはハイリスクハイリターンが大原則でした。

投資をしようとするリスク資産に期待できるリターンが「期待リターン」というなら、それについてくるリスクを「想定リスク」と言います。
「想定リスク」が前回に質問をした「100万円を投資した時にどれだけ減っても耐えられますか?」に大きく関係します。

では、具体的にあなたのリスク許容度を考えていきましょう。

実際に日本株式で見てみよう

日本株式の期待リターンは4.2%、想定リスクは18%だったとしましょう。

参照データ
データ元 KKR(国家公務員共済組合連合会)
基本ポートフォリオの見直しについて 附属資料(H25.10.18)

期待リターンの4.2%はそのまま受け取って大丈夫です。
日本株式に投資をしたら、平均すると4.2%くらいのリターンを得られると考えられます。

しかし、想定リスクの18%はどうやって考えればいいのでしょうか?

以前の記事で、投資の世界のリスクは「危険」ではなく「ブレ幅」や「不確実」だと言いましたよね。

想定リスクの18%とはブレ幅を表していて、これを理解するためには「標準偏差」という考え方を知る必要があります。

標準偏差って何?

日本人の平均身長で考えてみよう

「標準偏差」とは、投資だけの考え方ではなく、数学で習う確率の考え方です。

学生の時、偏差値ってよく言いましたよね。
あれも標準偏差の考え方です。

では、わかりやすく説明するために日本男性の身長を例に標準偏差を説明しましょう。

日本人男性の平均身長を調べるために日本男性全員のデータを取ったとします。
きっと、めちゃめちゃ背の高い人もいれば、めちゃめちゃ背の低い人もいたり、バラバラになりますよね。

でも、平均身長はそこから簡単に出すことはできます。
全員の身長を足して人数で割るだけですね。
仮にそれが、170センチだったとしましょう。

その平均身長をもとに例えば±5センチ以内(165センチ〜175センチ)の人が全体の何%いるのか、±10センチ以内の人がどれだけいるのかを知ることができるのが、標準偏差です。

いわゆる統計学ですね。
そして、標準偏差の図はだいたいこんな形になります。

標準偏差1
真ん中が一番ボリュームが多い

なんか山みたいな形ですよね。
このように平均あたりが一番ボリュームが多く、平均から離れるにつれて少なくなります。

身長でいうと、190センチの人ってなかなかいないですよね?
平均から離れるとそれだけ確率が下がるというのが、上の山なりになってる図でわかります。

発生する確率がわかる

標準偏差では、平均から離れた事例が発生する確率がわかります。
何%の確率でここに収まる、みたいな感じですね。
それを図に表すと以下のようになります。

標準偏差2

下に+1とかー1とか書いてますが、+1〜ー1の間を『1標準偏差』と言います。
+1〜ー2の間を『2標準偏差』と言います。

別に言葉を覚える必要はありませんが、便宜上覚えてください。
すぐに意味がわかるようになります。

では、さきほどの身長の話に戻りましょう。

標準偏差3
身長の話に戻すとこんな感じ

日本人男性の平均身長が170センチだったとして、あなたがランダムに日本人男性と出会う時、170センチの±5センチ(165センチ〜175センチ)の人の可能性が68.27%だということです。

日本人のうち、165センチ〜175センチの人が約7割いるということです。
なんとなく、しっくりきませんか?

次に、170センチの±10センチ以内の人とである確率は、95.45%となります。
あなたが出会う男性100人のうち、95人は160センチ〜180センチだということです。
160センチ以下の男性や180センチ以上の男性って、あまりいませんから、ここもなんとなく感覚的に理解できますね。

違う見方とすると、175センチ〜180センチ(160センチ〜165センチ)の人と出会う確率は27.18%(95.45%ー68.27%)となります。
つまり、100人と会うと175センチ〜180センチの人と160センチ〜165センチの人は27人くらいだということです。

このように標準偏差は平均から離れた事例の確率を知ることができます

上の図の場合、1目盛=5センチですよね。
これを、1標準偏差=5とも言います。

投資をする時に標準偏差の考え方を知っているのと、知っていないのでは暴落時に大きな差が生まれるので、少し難しく感じたかもしれませんが、ニュアンスだけでも理解しておいてください。

では、投資の話に戻りましょう。

想定リスクは標準偏差

日本株式は、期待リターンが4.2%で想定リスクが18%でした。

この想定リスクとは、1標準偏差のことを言っています。
1標準偏差=18%ということです。
図で見るとわかりやすいので、下の図を見てください。

標準偏差4
日本株式の標準偏差を表した図

期待リターンの4.2%がちょうど真ん中の部分にきます。
そして、想定リスク18%とは、さっきの身長でいうところの1目盛=5センチです。

この図から何が言えるかというと、日本株式に投資をした時は平均4.2%くらいのリターンになるけれども、株価は上がったり下がったりと日々ランダムに動くので68.27%の確率でー13.8%〜22.2%に収まりますよ、ということです。

何にも経済的な不安がない時だったら1標準偏差(±18%)に収まるのですが、いわゆるリーマンショックや世界同時多発テロみたいな事件があって、大暴落した時は1標準偏差(±18%)では収まりません。

大暴落はめったに起きないことなので、1標準偏差の68.27%に収まらないということですね。

なので、投資をする時は2標準偏差(±36%)になると想定しておかないといけません。
2標準偏差であれば、起こる確率が95.45%なので、ほとんどのケースはこの範囲(ー31.8%〜40.2%)に収まると考えられます。

日本株式に投資をした場合、ー31.8%(4.2%ー36%)になる可能性があるということですね。
仮にあなたが100万円を日本株式に投資をしていたら、暴落時には70万円弱までにお金が減ってしまうということです。

ここで前回に質問をした『100万円を投資した時にどれだけ減っても耐えられますか?』で考えてもらった答えが活きてきます。
あなたの答えが20万円までなら減っても耐えられるというのであれば、日本株式に投資をするとリスク許容度を超えてしまうことになります。

なので、日本株式よりリスクの低い商品を選ぶのか、もしくは日本株式だけではなく、よりリスクの低い商品を組み合わせるのかをしなければいけません。

ちなみに確定拠出年金などで運用をする時には、1つの資産にだけ投資をするのではなく様々な資産に投資をする分散投資をすることが非常に重要です。

リーマンショックは2標準偏差を超えた稀なケース

ちなみに、2008年に起きたリーマンショックは100年に1度の出来事と言われています。
なぜ100年に1度の出来事と言われるかというと、2標準偏差である95.45%に収まらなかったからです。

確率でいうと、約4.5%の出来事です。
100年のうち4.5回にしか訪れない確率なので、少し大げさに100年に1度の出来事と言われています。
ただ100年に1度の出来事が100年おきに起こるというわけではなく、あくまでも確率論の話だということは理解しておいてください。

もし、リーマンショックのような稀なケースにも備えておきたいと思うのであれば、3標準偏差まで想定しておくといいですね。
日本株式に投資をしたら、最悪の場合はー49.8%まで下がるということです。

まとめ

お疲れ様です。
標準偏差という普段聞き慣れない言葉を聞いたので、お疲れかもしれませんね。

しかし、投資をする時は自分のリスク許容度と暴落した時にドシっと構えられるかで将来のリターンが大きく変わります。

前回もお話しした通り、暴落で脱落した人は投資で大きく損をしてしまった人です。
そうならないためにも投資を始める前に暴落時に備えておくことが大切です。

次回は分散投資の重要性と効果をお伝えします。

ここまでくると、あと一歩ですよ!

次の記事分散投資は魔法の方程式。確定拠出年金で運用するなら絶対使おう! 

確定拠出年金を理解して運用ができるまでの10ステップ 目次
  1. サラリーマン必見!確定拠出年金とは?メリット・デメリットまとめ
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