【徹底解説】日経平均とTOPIXの違いを説明できますか?

【徹底解説】日経平均とTOPIXの違いを説明できますか?
この記事を読むことで何がわかる?
  • インデックスファンドとは何かがわかる
  • 日経平均株価の仕組みがわかる
  • 日経平均株価の悪い部分がわかる
  • TOPIXの仕組みがわかる
  • インデックス投資に向いているのは、どっちなのかがわかる
「元役者」という異例の経歴をもつファイナンシャルプランナー。
現在は役者時代に培った経験を生かし、講師業を中心に活動。200人以上の確定拠出年金の運用相談の実績がある。

コストも低く無難な結果を出すことができるインデックス投資が若い人を中心に人気が出てきており、日中働いている人にとって非常に便利な投資方法で実際に確定拠出年金では主流の運用スタイルでもあります。

しかし、一言にインデックスファンドと言っても様々な種類があります。
また、ベンチマーク(目標)になっている日経平均やTOPIXについて必ず理解しておかないといけませんので、今回は『日経平均株価』と『TOPIX』を詳しく解説をします。

インデックスファンドとは?

インデックスとは?

インデックスファンドとは、ベンチマークと呼ばれる目標となる指標と同様の動きを目指す投資信託です。

目標と同じ動きを目指すため、目標が違えば結果も変わります。

例えば、ビートたけしさんに憧れて芸人を目指すのと明石家さんまさんに憧れて芸人を目指すのでは、まったく芸風が違いますよね?
それと一緒で目標とする指標が違えば、結果も変わってきます。

だから、あなたがインデックスファンドに投資をしたいと思っているのであれば、ベンチマークとなる指標の違いは知っておかないといけません。

そのベンチマークとなる指標は日本では日経平均株価やTOPIXが代表的です。

まずは、日経平均株価について学んでいきましょう。

日経平均株価について知ろう

日経平均とは?

日経平均株価とは、名前の中に日経と入っているとおり、日本経済新聞社が独自に作った指標です。
民間企業が作成した指標ですが、あとで説明するTOPIX同様、世界でも有名な日本の指標となっています。

ちなみに海外では、Nikkei 225とも呼ばれています。
Nikkei225という呼び名からわかるように日本経済新聞社が選んだ225銘柄で構成されています。

日経平均という言葉は投資をしたことがなくても聞いたことはありますよね。
「日経平均が20000を超えた!」なんてニュースにもなったりします。

でも、この20000とかって数字はどうやって計算されているのでしょうか?

日経平均株価は、どうやって決まっているのか

株価とは、会社によってさまざまです。
1株=3万円以上する会社もあれば、1株=100円台の会社もあります。

日経平均株価は、これら値段がバラバラの株価を全て足して225(銘柄数)で割っています。
すごくシンプルな計算ですね。

豆知識
この日経平均株価の計算方法を、株価平均型株価指数と呼びます。
海外では、アメリカのダウ平均株価も同様の計算方法を使っています。

日経平均株価の特徴

日経平均株価は、そのシンプルでわかりやすい計算方法が原因で特定の銘柄の株価の動きに引っ張られやすいという特徴があります。
具体的に言うと、このシンプルでわかりやすい計算方法は「値がさ株」の影響を受けやすいのです。

値がさ株とは?
単純に値段の高い株のことを言います。逆に値段の安い株のことを『低位株』と呼びます。
値がさ株の方が低位株より価値があるわけではない!
会社の価値とは、時価総額(株価×株式数)というものの金額で決まります。
例えば、以下の2つを見てください。

A社・・・株価「10万円」×株式数「10万株」=時価総額「100億円」
B社・・・株価「1万円」×株式数「100万株」=時価総額「100億円」

株価はA社の方が高いですが、A社もB社も会社の価値である時価総額は同じ100億円です。
このように『株価が高い=会社の価値が高い』ではないので勘違いしないようにしましょう。

では、値がさ株が日経平均株価にどのように影響するのか、具体的に数字を使って見ていきましょう。

3つのパターンで値がさ株の影響を見てみよう

日経平均株価のように225銘柄も出すと計算が難しくなるので、わかりやすく3銘柄にしましょう。
つまり、3銘柄の株価の合計を3で割るということです。
3銘柄の詳細は以下のとおりです。

A社・・・株価1万円
B社・・・株価10万円
C社・・・株価100万円

株価指数は3つの株価の合計を銘柄数で割るので『(1万円+10万円+100万円)÷3』となり、37万円となります。

A社の株価が10%下落した場合

では、まずはA社の1万円の株価が50%下落して5000円になった場合の株価指数を見てみましょう。

A社・・・株価5000円(1万円から50%マイナス
B社・・・株価10万円
C社・・・株価100万円

この場合、株価指数は368,333円となります。
A社の株価が50%下落しても株価指数は0.05%しか下落していません。

%
A社の株価
%
B社の株価
%
C社の株価
%
株価指数

B社の株価が50%下落した場合

続いて、B社の10万円の株価が50%下落して5万円になった場合の株価指数を見てみましょう。

A社・・・株価1万円
B社・・・株価5万円(10万円から50%マイナス
C社・・・株価100万円

この場合、株価指数は353,333円となります。
B社の株価が50%下落すると株価指数は約5%の下落となりました。

%
A社の株価
%
B社の株価
%
C社の株価
%
株価指数

C社の株価が50%下落した場合

最後に、C社の100万円の株価が50%下落して50万円になった場合の株価指数を見てみましょう。

A社・・・株価1万円
B社・・・株価10万円
C社・・・株価50万円(100万円から50%マイナス

この場合、株価指数は203,333円となります。
C社の株価が50%下落すると株価指数は約45%の下落となりました。

%
A社の株価
%
B社の株価
%
C社の株価
%
株価指数

下落率を比較

先ほどの計算をグラフで見てみましょう。

A社が50%下落
ほぼ影響なし
B社が50%下落
ちょっと影響
C社が50%下落
大きく影響

グラフで比較すると、値がさ株であるC社の株価が下がったときの方が影響が大きいのがわかりますね。
このように日経平均株価は、値がさ株の影響を受けやすいということを覚えておきましょう。

日本ではどの会社の株が値がさ株か?
ユニクロの会社であるファーストリテイリングが値がさ株の代表です。
ファーストリテイリングは日経平均株価の6%を占めています。
つまり、ユニクロの株価が下がれば、それだけ日経平均株価への影響が大きいということです。

TOPIXについて知ろう

TOPIXとは?

さきほどの日経平均株価は日本経済新聞社が作成していましたが、TOPIXは東京証券取引所が作成しています。
TOPIXの正式名称は東京株価指数といい、英語読みのTokyo Stock Price Indexの一部を取ってTOPIX(トピックス)と言います。

銘柄数は?

TOPIXに含まれる銘柄は東証一部に上場している企業すべてとなり、2017/04/21時点で2019銘柄となります。
日経平均株価は225銘柄ですので、日経平均株価と比べると約9倍近い数の会社の株が含まれています。

計算方法は?

TOPIXの計算方法は、時価総額をベースに計算されています。
時価総額は、会社の価値であり、『株価×株式数』でしたね。

この計算方法は、世界的にメジャーな計算方法となっています。
日本以外では、アメリカのS&P500、ナスダック、イギリスのFTSE、ドイツのDAXなどが挙げられます。

TOPIXは、1968年1月4日を基準日とし、基準日の時価総額である8兆6,020億5,695万1,154円(すごい数字!!)を100ポイントとして現在の時価総額の変化を知ることができます。

具体的な計算方法
TOPIX=(比較時時価総額÷基準時時価総額)×100

2017年4月21日のTOPIXの値は1487ですので、1968年1月4日から見て時価総額が約15倍になっているということがわかります。

日経平均株価との違いは?

日本を代表する指標の一つでもある日経平均株価との違いはなんでしょうか。

日経平均株価は株価平均するシンプルな計算のため、値がさ株の影響を受けやすいという特徴がありました。
それに対しTOPIXは時価総額で計算しているため、そのような特定の株式の株価の影響は受けにくいようになっています。

しかし、時価総額で計算するため、時価総額の大きい企業の影響を受けやすいという部分はあります。
とはいえ、一番時価総額の大きい企業がTOPIXに占める割合は、3%強と日経平均株価に比べるとそれほど多くはありません。

TOPIXと日経平均のどちらのインデックスファンドがいいか?

どっちが適している?

ここまで読むことで、日経平均株価とTOPIXの特徴と違いが理解できたと思います。
では、その特徴を元にインデックス投資に合った方はどちらなのかを考えていきましょう。

インデックス投資の目的

インデックス投資の目的ってなんでしょうか?

例えば、トヨタの株式に投資をするということはトヨタの将来性に投資をしているわけですよね。
このように個別の企業に投資をするのであれば、投資の目的を明確に持つことができますが、インデックス投資は投資の目的を明確に持つことが難しいです。

僕も投資を始めた最初は本当にわかりませんでした。
しかし、投資の目的なくお金を投じるのは非常に不安に感じるものですから、よく考えてみました。

インデックス投資とは、一つの企業ではなく多くの企業、日経平均株価なら日本を代表する225の企業、TOPIXなら東証一部に上場する約2000もの企業に投資をします。

言ってしまえば、日本そのものに投資をするのと等しいことになります。
つまり、インデックス投資をするということは、その国の発展、資本主義経済の発展に投資をしているのだと僕は考えます。

このような観点から考えた場合、より日本全体に投資をすることができるTOPIXの方がインデックス投資には向いていると言えます。

2017年4月21日時点で日本取引所グループで上場している会社の数は3562社です。
これだけの会社があるうち、日経平均株価は225銘柄しか含まないので上場企業の1割にも満たない会社にしか投資をしないことになります。
TOPIXの場合、約2000社ですので50%強です。

どちらがより日本という国全体に投資をしているかといえば、やはりTOPIXでしょう。

したがって、日本そのものに投資をするという観点からインデックスファンドに投資するのであれば、TOPIXをベンチマークしたファンドを選ぶべきだというのが、僕の考えです。

まとめ

改めて日経平均株価とTOPIXの特徴をまとめると以下の通りです。

日経平均株価・・・225銘柄で構成されている。値がさ株の影響を受けやすい
TOPIX・・・約2000社からなる東証一部上場企業で構成されていている。時価総額の大きい会社の株価の影響を受けやすい

そして、インデックス投資とはその国の資本主義経済の発展に投資をするという観点から見れば、日経平均株価より日本全体をカバーできるTOPIXの方が投資対象としては優れていると考えられます。

もちろん、TOPIXであっても東証一部上場企業のみしか対象ではないので、新興企業に投資がしたいなど希望があるのであれば『東証マザーズ指数』をベンチマークにした投資商品もあるので、それを利用するのも一つです。

あなたがインデックス投資をしたいと思っているのであれば、何をベンチマークにしているのか?、自分の意志にあっているのかをしっかりと確認しておいてくださいね。

僕の確定拠出年金のノウハウを全て、しかも無料で配布することにしました

確定拠出年金の本はたくさん出版されていますが、
そのどれもが具体的ではありません。

なので、僕が確定拠出年金の運用をするための
具体的な手順を冊子にまとめました。

そのボリューム70ページ以上です。
ボリューム満点のE-BOOKになりました。

確定拠出年金の運用ができずに悩んでいるなら、
すぐにダウンロードしてください。

今なら、ここではお伝えできない特典もついています!

詳しくは、E-BOOK最後あたりを見てください。

僕の確定拠出年金のノウハウを全て、しかも無料で配布することにしました