個人型DCの対象者拡大へ。一番得するのは誰だ?

個人型DCの対象者拡大へ。一番得するのは誰だ?

こんにちは、井上FP事務所の井上です。

先日24日に確定拠出年金制度の改正案が成立し、来年の1月から主婦や公務員なども個人型DCも加入できることになりました。
今回は、どのように改正されて誰に影響があるのかを考えていきましょう。

対象は、ほぼ全員

今までは自営業者と一部のサラリーマンのみ

確定拠出年金には「個人型」と「企業型」と2つの種類があり、その名の通り、個人で加入するのが「個人型」、会社で行うのが「企業型」です。

「企業型」を簡単に説明すると、退職金の原資を60歳まで引き出し不可能な従業員用の口座に入れて従業員に運用させるような制度です。
つまり、従業員である自分の運用次第で退職金が多くなったり少なくなったりします。

それに対して「個人型」とは自分で掛け金を出して老後の準備をする形となります。
簡単に言うと60歳まで引き出しができない口座で投資信託を購入していくようなイメージです。

じゃあ、「個人型」に入らなくても普通に投資信託すればいいじゃんと思うかもしれませんが、確定拠出年金には税控除があり、はっきり言ってNISAなんて比べもんにならないくらい税金を減らす効果があります。

節税効果については【保存版】個人型確定拠出年金の仕組みと金融機関の選び方をご覧ください。

そんな「個人型」に加入できたのは自営業者と退職金制度がないようなサラリーマンのみでした。
それが今回の改正でほとんどの人が加入できることになりました。

対象となったのは主婦、公務員、退職金制度がある企業のサラリーマン

新たに対象となったのは主婦と公務員と退職金制度(企業型DC含む)があるサラリーマンとなります。
つまり、誰でも加入できるようになったということですね。

これによって誰が一番メリットがあるのでしょうか?

メリットが大きいのは、所得税率が高い人

主婦はあまり効果がない?

確定拠出年金の1番のメリットは掛け金が所得税と住民税の所得控除になることです。
税率が低い人であっても掛け金の15%(所得税5%、住民税10%)の所得控除効果があります。

では主婦はどうなのかと言いますと、はっきり言って効果はほとんどありません!

まず、103万円の壁を守って働いている人は控除で課税所得がないため所得税を払っていません。
収入が103万円であれば住民税は少し払っていますが、わずかな税金です。

個人型確定拠出年金に加入すると年間決まった費用が必要になりますし、差し引くと節税効果はほとんどなく、これであればNISAと大きな違いはないです。

サラリーマンや公務員が有利

では誰が得するのかと言いますと、すでに会社で確定拠出年金をしている人や新たに加入できる公務員の方だと思います。

サラリーマンの方の場合、住宅ローン控除で税控除を受けるとそれ以外の控除は生命保険料控除くらいになります。

[aside type=”normal”]企業型DCの方の場合、マッチング拠出といって会社が出してくれる分以外に自分でお金を出すことができますので、これも税控除の効果があります。[/aside]

ふるさと納税は2000円の手数料を払って2000円以上の価値がある特産品をもらっているだけなので、税控除という視点から見るとちょっと違うと思います。

そう考えると、税控除の手段があまりなかったのですが、今回企業型DCをしている人も新たに加入できるようになったことで税控除を受けることができるようになりました。

つまり、所得税率を下げたいようなサラリーマンからすると控除枠を増やして所得税と住民税を下げて、かつ老後の準備もできるので今回一番嬉しいのはサラリーマンの方ではないかと思います。

この改正により個人型確定拠出年金は老後の準備の手段の中ではかなり優遇された制度となり、老後準備するならまずは個人型確定拠出年金を検討していいくらいです。

また今回の改正により現在の金融機関もさらに力を入れて商品のラインナップの強化、信託報酬の低い商品を増やしたりなどの競争が生まれることが考えられますので、利用者としていい流れだと思います。

過去には個人型DCの金融機関の選び方(【保存版】個人型確定拠出年金の仕組みと金融機関の選び方)やSBI証券のこと(【解説あり】SBI個人型DCは、商品追加でさらに最強に)も記事にしているので、よければ見てくださいね。

「元役者」という異例の経歴をもつファイナンシャルプランナー。
現在は役者時代に培った経験を生かし、講師業を中心に活動。200人以上の確定拠出年金の運用相談の実績がある。

詳しいプロフィールは こちら

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