サラリーマン必見!確定拠出年金とは?メリット・デメリットまとめ

サラリーマン必見!確定拠出年金とは?メリット・デメリットまとめ
この記事を読むことで何がわかる?
  • 今までの退職金制度との違いがわかる
  • 確定拠出年金のメリットがわかる
  • 節税効果について理解することができる
  • 確定拠出年金のデメリットがわかる
確定拠出年金を理解して運用ができるまでの10ステップ 目次
  1. サラリーマン必見!確定拠出年金とは?メリット・デメリットまとめ
  2. 【注意!!】いきなり確定拠出年金の運用商品を選ぶあなたは危険!!
  3. 確定拠出年金の運用力を上げたい人必見!!期待リターンと想定リスクとは?
  4. 分散投資は魔法の方程式。確定拠出年金で運用するなら絶対使おう!
  5. 【確定拠出年金の運用】あなただけのアセットアロケーションはこうやって作れ!
  6. 圧倒的データで証明!確定拠出年金の運用商品はこう選べ!
  7. 誰でも1年に1回のチェックだけで確定拠出年金の運用は上手にできる
  8. 【確定拠出年金】資産配分は、年齢に合わせて変えてますか?年代ごとの資産配分も公開
  9. 確定拠出年金=退職金。知らないと損をする!?受け取り方と税金の関係
  10. 運用しながら受け取ることであなたの老後を救う!!確定拠出年金の出口戦略
「元役者」という異例の経歴をもつファイナンシャルプランナー。
現在は役者時代に培った経験を生かし、講師業を中心に活動。200人以上の確定拠出年金の運用相談の実績がある。

こんにちは、井上FP事務所の井上です。

あなたの会社には確定拠出年金は導入されていますか?
会社には導入されているけど、いまいちわかっていないなんてことないですか?

それってすごくもったいないですよ。

「やばい、よくわかってない・・・」と思うあなたは、ぜひこの記事を最後まで読んでください。
この記事を読むだけで確定拠出年金制度のことが誰よりもわかるようになります。

実際に、僕は確定拠出年金が導入されている企業の従業員の相談を年200件以上受けてきた実績があり、確定拠出年金のことを全く知らない人を運用できるまで何度もサポートしています。

確定拠出年金とは、退職金制度

確定拠出年金とは、簡単に言うと退職金制度です。

でも退職金というと、会社がお金を積み立てて退職する時にもらえるイメージがありますよね。

実際に昔は多くの企業がそうだったんです。
もちろん、今も昔と同じように会社が積み立てしてくれている会社もあります。

このように、会社が積み立てをしてくれる制度を『確定給付年金』といいます。

言葉が難しかったら覚えなくてもいいですよ。
ただ、言葉にあるとおり、給付される年金が確定しているから『確定給付年金』だということだけ覚えておいてください。

反対に『確定拠出年金』は言葉のとおり、拠出される金額が確定している年金だということですね。

では、図を見ながら具体的に説明します。

確定給付年金

「確定給付年金」とは言葉のとおり、給付が確定していたものです。

つまり、従業員の給料の一部を「会社」が積立をして、将来「従業員」が退職金として受け取る仕組みです。

確定給付年金 イラスト
確定給付年金のイメージ

この「確定給付年金」、実は会社にはデメリットの大きい制度なんです。

「会社」は従業員の給料をただ預かっていたのではなく、「運用」をしています。
将来受け取れる退職金の金額を決める時に、会社は「多分これくらいで運用できるだろうな」という感じで運用する際の利回りを試算します。

そして、会社はその利回りと退職までの期間から逆算をして、毎月積み立てしないといけない金額をはじき出すんです。

「おそらく年2%くらいで運用できるだろうから退職金2000万円にするには、毎月3万円くらいを積み立てよう!!」というイメージですね。

しかし、年2%で運用できると思っていたのに年1%でしか運用できなかったらどうなるでしょうか?
「2000万円になると思ってたのに、1500万円にしかならなかった・・・」みたいな状態です。

でも、会社としては2000万円払うって決めてるので、従業員には2000万円を渡さないといけません。
差額の500万円はどうするかというと、会社からの持ち出しです。

絶対というわけではないですが、基本的にはそう理解していただいて結構です

これが1人なら、まだいいですよね?
でも、従業員が10万人いたらどうでしょう?
500万円×10万人・・・
会社は倒産してしまいますよね・・・

そこで登場したのが「確定拠出年金」です。

確定拠出年金

「確定拠出年金」は「拠出」が「確定」している制度でしたね。
具体的に言うと、会社が掛け金を拠出し従業員が自ら運用する制度です。

運用するのは全て投資信託となり、大体の会社は20商品前後の投資信託を用意していて、その中から選んで運用していきます。

確定拠出年金 イラスト
確定拠出年金のイメージ

確定給付年金と大きく違うのは、
確定給付年金は将来の受取額が「確定」しており、確定拠出年金は現在の掛け金の給付が「確定」しており、将来の受け取る金額は従業員の運用次第ということです。

確定給付年金の例にあった2%で運用できる予定だったけれども1%でしか運用できず、500万円足りなかったら会社が補填する話をしましたよね。

極端な言い方をすると、その会社の負担するリスクをあなたが負うということです。

会社からすると
「毎月3万円はあなたのために用意します。ただ運用はあなたがしてしてください。損しようが、会社は関係ありませんから」
という訳です。

これだけ聞くと、かなりひどい話ですよね。
でも悪いことばっかりではありません。

実は、確定拠出年金のメリットはたくさんあります。

では、確定拠出年金のメリットとデメリットを見ていきましょう。

確定拠出年金のメリットとデメリット

メリット1.会社が倒産しても退職金に影響はない

確定給付年金の場合、会社が運用(正確には運用会社に依頼している)しているので、お金は全て会社が保管しているような状態です。

このため、会社が倒産してしまったりすると退職金をもらえるかどうかすら危うくなってしまいます。

その点、確定拠出年金はあなた専用の口座を用意して、その口座で運用する商品を選んで運用をしていくので、会社がどうなろうと口座にある資産は間違いなくあなたのものです。

もし会社が倒産しても、あなた専用の口座を持って違う会社に移行することができます。

また、今までの退職金は今どれくらいの退職金があるかわからなかったのに対して、確定拠出年金はインターネットにさえ繋がっていればすぐにでも確認することができます。

これは確定給付年金にはないメリットです。

あのシャープや東芝が倒産の危機に追い込まれたりする時代です。
大手だから絶対に倒産しないという保証はどこにもありません。

メリット2.拠出金が全て所得控除

確定拠出年金に出したお金は全て『所得控除』という控除になり、税金が少なくなります。

僕はこれが一番のメリットだと思っています。

では、難しい税金の話はナシにして、単純に効果を見ていきましょう。

あなたが働いて得たお金には、所得税と住民税という税金が課税されます。
所得税は稼いだ金額によって変わるのですが、今回は所得税10%住民税10%と仮定しましょう。

この場合、年間100万円を・・・

  • 確定拠出年金に回さずお給料として受け取ったAさん
  • 確定拠出年金に回したBさん

で見てみましょう。

DC 図1

Aさん
100万円をお給料として受け取った場合、所得税10%、住民税10%が課税されるので、所得税10万円、住民税10万円を差し引いた80万円が手元に残ります。
Bさん
100万円を全額確定拠出年金に回したBさんは、出したお金は全額非課税となるため100万円そのままを運用の資金に利用することができます。
AさんとBさんの差

DC 図2

仮にAさんとBさんが60歳まで運用も何もせずにお金を保有していた場合、Aさんは80万円、Bさんは100万円と運用を始める前から20万円の差が発生しました。

この差は、税金の多い人、つまり所得の高い人ほど効果が高くなります。
確定拠出年金は自分で運用しないといけないと思って避けてしまいがちですが、実は運用をしなくても効果のある制度なんです。

僕の相談者の方にも、これを知って確定拠出年金を始めた人がいますよ。
もし、税金の計算について知りたいと思ったら、収入と所得の違いも丸わかり。所得税が決まる4つのステップ も読んでみてください。

わかりやすく計算をするため100万円という数字を使用しましたが、拠出限度額は66万円/年となります

メリット3.運用益が非課税

次のメリットも非課税メリットで、運用して儲けた時に必要な税金が免除されます。

通常、投資信託などを運用して得た利益には20%の課税が行われます。
しかし、確定拠出年金で運用して得た利益は非課税です。

運用して得た利益が非課税って、他にもありましたよね?

そうです、NISAですね。

確定拠出年金はNISAと同じように非課税のメリットがあって、NISAは運用期間が5年間と決められているのに対して確定拠出年金は60歳までと長いので、より効果があります。

では、今回も『確定拠出年金を使っていないAさん』と『確定拠出年金を使っているBさん』の例で100万円を運用し、共に10万円の利益を出した場合を見てみましょう。

AさんとBさんの差

確定拠出年金の非課税メリット
20%の税金の差が生まれる

Aさんは確定拠出年金を使っていないので、10万円に20%の課税がされるため、手元に残るのは8万円となります。
Bさんは確定拠出年金を使っているので運用益は非課税となり、10万円全額が入ってきます。

このように10万円の運用益が出た場合、確定拠出年金では10万円を丸々受け取れるのに対し、確定拠出年金以外で運用した場合20%が課税されるため、8万円しか受け取ることができません。

メリット2でもお伝えした通り、確定拠出年金を利用することで運用に使えるお金も多くなるので、何十年と続けることで、その差は年々大きくなっていきます。

メリット4.手数料が低い

最初の方にチラッとお話をしましたが、確定拠出年金は自分で退職金を運用する制度ですが、運用する商品は投資信託となります。

投資信託とは、ファンドマネージャという人が運用してくれていたり、または管理会社などが管理をしてくれているので、その人たちに払うお金として手数料が発生します。

この手数料を信託報酬といいます。

確定拠出年金の投資信託は、確定拠出年金専用の投資信託などになっていて普通では投資することができないような商品ばかりです。
この確定拠出年金専用の投資信託は手数料(信託報酬)がかなり低いのが特長で手数料面でも優遇されています。

メリット5.厳選された投資信託

今、日本には4000個以上の投資信託があると言われています。

この中から投資信託を選べと言われても難しいですよね?
また、4000個あるうちの9割くらいは選んではいけないような投資信託です。

そんな中、確定拠出年金は企業がピックアップした20個前後の投資信託となっています。

「えっ?そんだけしかないの?自由に選びたいのに・・・」と思ったかもしれませんが、選ぶ価値のない投資信託が多い中、選ばれた20個前後の商品は、ほとんどがかなりの優良投資信託なんです。

手数料も低く、従業員のことを想った商品ラインナップなので、間違った選択をする確率がかなり低くなります。
運用経験の低い人にとっては、かなりのメリットだといえますね。

メリット6.退職金が多くなる可能性が高い

確定拠出年金は、あなたの運用結果次第で退職金額が変わる制度ですが、一応会社は目安とする退職金額を設定しています。
そして、その目安としている退職金額と『想定利回り』を使って毎月の積立金額を決めています。
『想定利回り』って何かというと、「あなたがこれくらいの運用利回りを出すだろうなー」という会社が考えた利回りです。

つまり、『想定利回り』どおりで運用すれば今までの退職金制度(確定給付年金)と同じだけの退職金をもらうことができるということですね。

この会社が考える『想定利回り』ですが、大体の会社は2%前後くらいと言われています。
僕が見た企業でも2%前後でしたし、中には1.2%とかの企業もありました。
このように『想定利回り』は、多くの企業が低く見積もっています。

この『想定利回り』が低いとどうなるかというと、あなたがしっかり考えて運用すれば昔ながらの退職金制度(確定給付年金)の時より退職金を増やせる確率が高くなるということです。

2%の利回りは全くもって不可能な利回りではありませんし、比較的安全な運用でも達成できる利回りです。
だから、あなたがほんの少し運用のことを勉強すれば退職金を増やすことができるということです。

以上、6点がメリットです。
では続いてデメリットも見ていきましょう。

デメリット1.60歳まで受け取れない

確定拠出年金は退職後の生活費などを準備する制度なので、60歳まで受け取ることができません。

今までの退職金制度は退職時点で退職金をもらえましたが、確定拠出年金ではそれができません。
退職した時に退職金をもらいたいと思っていた人からすると、デメリットになります。

しかし、裏を返せば60歳まで引き出しができないということは強制的に60歳以降の資金を貯めることができます。

デメリット2.運用次第では退職金が減る可能性がある

メリット6で「退職金が多くなる可能性が高い」をあげましたが、裏を返せば退職金が今までより低くなる可能性があります。

運用が怖いから運用をしたくないと思う人やめんどくさいから元本確保型の商品にしてほったらかしにしている人は、今までの退職金制度(確定給付年金)より退職金の金額が減る可能性があります。

デメリット3.最低限の知識が必要となる

やはり確定拠出年金はお金を運用する制度ですので、全くの無知では運用はできませんし、できたとしてもどこかで痛い目にあう可能性があります。

とはいえ、そんなに難しいことを勉強する必要はありません。

ここまでこの記事を読んでくれたあなたならきっとすぐに理解することができます。

僕は、知りたいと思っている人を全力でサポートしますし、僕の知っている知識を惜しみなくこのブログで公開していきます。
正直、確定拠出年金のことはこのブログだけで十分ですので、ぜひお気に入りか何かに入れて時間のある時に読んでもらえたらと思います。

まとめ

ここまで読んでいただき、ありがとうございます。

そして、お疲れ様です。

これで確定拠出年金の制度については、かなり詳しくなれたと思いますし、あなたの会社の中でも、確定拠出年金をここまで理解している人はほとんどいないと思いますよ。

確定拠出年金は、読んでもらった通りメリットの多い制度です。
すでに導入されている会社だったら利用するべきだし、よくわからなかった人はこれを機に少しだけ勉強をしてください。

ちょっと勉強するだけで、退職金が100万円単位で変わりますよ。

次の記事【注意!!】いきなり確定拠出年金の運用商品を選ぶあなたは危険!!

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  1. サラリーマン必見!確定拠出年金とは?メリット・デメリットまとめ
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