変動金利のリスクはキャッシュフローで見るべき

変動金利のリスクはキャッシュフローで見るべき

こんにちは、井上FP事務所の井上です。

住宅ローンの相談を受けるときに必ず聞かれることの一つが住宅ローンの種類です。

固定金利か変動金利か。

このブログを読んでくれている人はお分かりかもしれませんが、僕は固定金利派で自分が借りるなら間違いなく固定金利を選びます。

とはいえ、相談者の方が変動金利を希望されて変動金利でも問題ないと思えば変動金利を勧めます。

では、変動金利のリスクとはなんでしょうか?

総返済額だけでは見えないキャッシュフロー

どれくらい金利が上がると固定金利より返済額が多くなる?

変動金利のリスクは、いろいろとありますが一番は将来の返済額が見通せないことです。

そのため、多くの方が色々と試算をしたりしてどっちがいいかを考えると思うのですが、そのときに見るのは大体トータルの返済額ではないでしょうか?

どういうことか具体的に説明します。

例えば、3000万円を0.5%の変動金利で35年借入をしてずっと金利が変わらなかったとすれば、トータル返済額は「32,707,559円」になります。

反対に1.1%の固定であれば「36,158,025円」です。

その差でいうと、変動金利が上昇しなければ変動金利の方が約345万円利息が少なくなります。

では続いて10年後に変動金利の金利が0.5%上がったらどうでしょう?

トータル返済額は「34,170,065円」になります。

ここでもまだまだ変動金利の方が少ないですね。

では、10年後に1%上がればどうでしょう?

トータル返済額は「35,689,331円」になります。

これでもまだ変動金利の方が安くなります。

試算していくと、10年後に1.2%の金利上昇が発生すれば変動金利の方が少しトータル返済額が多くなります。

今までの試算をまとめると、以下のとおりです。

固定金利1.1% 変動金利0.5% 10年後に

0.5%上昇

10年後に

1%上昇

10年後に

1.2%上昇

元金 3000万円 3000万円 3000万円 3000万円 3000万円
利息 6,158,025円 2,707,559円 4,170,065円 5,689,331円 6,312,804円
支払合計 36,158,025円 32,707,559円 34,170,065円 35,689,331円 36,312,804円
当初返済額 86,091円 77,875円 77,875円 77,875円 77,875円
金利上昇時返済額 86,091円 77,875円 82,751円 87,815円 89,893円
支払期間 35年0ヶ月 35年0ヶ月 35年0ヶ月 35年0ヶ月 35年0ヶ月
[voice icon=”https://www.fpinoue.com/wp-content/uploads/2015/05/nigaoemaker.png” name=”井上FP” type=”l”]スマホの方は横向きにすると全部見れます[/voice]

これだけをみれば、「なんだ!10年間で金利が上がらなければ変動金利でも大丈夫そうじゃん!」と思いそうですよね。

でも、それは正解でもあり間違いでもあります。

月々の返済額が大切

なぜかというと、大切な事を見落としています。
それは月々の返済額です。

変動金利のリスクはキャッシュフローで見るべきなのです。

上の表の月々の返済額を見てください。

例えば、トータル返済額では固定金利より少ない10年後に金利が1%上昇した場合だと、当初の返済額より約1万円も高くなっています。

多くの方が住宅を購入するのは子供が小さい時です。
だいたい小学校に入る前くらいの子供がいてる人が多いでしょうか。

それくらいの年齢の子供がいる場合、10年後は高校生で、まもなく大学受験の時期です。

いわば、塾や大学費用など一番お金の必要な時期です。
そんな時期に月々の返済額が1万円も上昇することはかなりリスクではないでしょうか?

もちろん、10年間に金利が上昇しない可能性がゼロというわけではありませんから、その場合、もっと返済額が増えます。

金利がどれくらい上昇するかどうかは誰にもわからないことですし、金利がどれくらい上がれば得かどうかも「取らぬ狸の皮算用」です。

しかし、ひとつだけ確実なことは金利が上がれば返済額は増えるということです。
これだけは間違いないことです。

だから、変動金利を選ぶときは毎月の返済額をしっかりと考えておく必要があります。

子供の教育費の積立は大丈夫か、老後への積立も大丈夫か、変動金利が上昇してもこれらの積立に影響はないか?
何度も言っていますが、住宅ローンで一番大切なことは購入後の生活が問題ないかどうかですから、変動金利を選択する際は金利上昇というリスクに対してしっかりと備えをしておきましょう。

「元役者」という異例の経歴をもつファイナンシャルプランナー。
現在は役者時代に培った経験を生かし、講師業を中心に活動。200人以上の確定拠出年金の運用相談の実績がある。

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