保険は感情論ではなく本質で考えるべきだ<医療保険編>

保険は感情論ではなく本質で考えるべきだ<医療保険編>

こんにちは、井上FP事務所の井上です。

昨日保険は感情論ではなく本質で考えるべきだ<死亡保険編>にて、保険は感情論ではなく本質を理解して備えるべきだとお伝えしました。
その後、死亡保険についても昨日お伝えしましたので、今日は医療保険について考えていきましょう。

医療保険の判断は難しい

昨日同様、不幸な出来事があった時の被害の金銭的ダメージをしっかりと把握してそれに対して保険がどれだけ必要なのかを考えていきます。

しかし、医療保険は死亡保険と違い、金銭的ダメージを把握することが難しいです。
医療と一言に言っても、病気によってかかる費用も違います。
もっと言えば、病院によっても必要な費用が異なるので、ここでは統計のデータを使っていきましょう。

[voice icon=”https://www.fpinoue.com/wp-content/uploads/2015/05/nigaoemaker.png” name=”井上FP” type=”l”]今回は生命保険文化センター「生活保障に関する調査」/平成25年度のデータを利用します。[/voice]

直近の入院時の自己負担は?

まずは同調査による入院の際に必要となった自己負担費用を見てみましょう。

スクリーンショット 2015-06-07 19.48.36
平均は22.7万円

データを見ると、10万円〜20万円未満が一番多く平均すると22.7万円となっています。
このデータには高額療養費制度を利用した人以外にも利用しなかった人が含まれていますので、さらに低くなると考えられます。

[aside type=”normal”]同調査によると、高額療養費制度を利用した人が約55%、利用していない人が約35%、利用予定、その他が10%となっています。
つまり、上記のデータには高額療養費制度を利用していない人が約半数含まれている可能性があります。
とはいえ不確定な情報ではありますので今回は考慮せず出てきた数字を利用していきましょう。[/aside]

一入院は22.7万円ですので、これを入院日数の平均で割ると、おおよその1日当たりの入院費用がわかります。

入院日数はどれくらい?

スクリーンショット 2015-06-07 22.14.22
平均は19.7日

多くが30日未満となっており、平均は19.7日となっております。
30日以上の入院は、約13%となっています。
近年、いかに短期入院化しているかがわかります。
とはいえ、高齢になる程、長期入院の可能性が高くなるので、一概に長期入院の可能性が低いとはいえませんのでご注意を。

これら入院時の費用と入院日数から割り出す1日当たりの費用は約1.2万円となります。

[aside type=”normal”]同調査では1日当たりの自己負担の平均が21000円というデータもありますが、おそらく高額療養費制度を利用する前の窓口負担金額が含まれているので高くなっているのではないかと思います。[/aside]

1.2万円を全額保険で用意したいか?

ここでみなさんに質問です。
仮に1日あたり1.2万円、合計22.7万円の入院費用が必要となった場合、全額を保険を受け取りたいと思いますか?

あなたの価値観で選んでください。
ただし、同時に注意しないといけないのは望む保障は自分で購入するサービス代に転嫁されるということです。

5000円の入院保障の保険と12000円の入院保障の保険であれば、おおよそ2.4倍の保険料の差が生まれます。

僕の考えを言わせていただくと、上記の入院費用が必要となったとしても日額5000円でよいと思います。
近年の医療保険はほとんど手術給付金がついています。
一律10万円の商品もあれば、手術によって金額の変わるものもあります。

もし、入院時に手術をした場合に給付金が10万円出るとします。
そして19日入院したとします。

この場合、入院給付は95000円(5000円×19日)と手術給付金が10万円、合計すると19.5万円となります。
平均費用22.7万円とそれほど差が発生しないと思いますので、日額5000円でも十分に賄うことができるのではないでしょうか?

貯蓄派は、どう考える?

今までは保険で用意する場合で考えてきました。
では、貯蓄派はどうしたらいいのでしょうか?

保険派でも日額5000円でいいのでは?というのが僕の考えですので、貯蓄がある人は日額5000円ではなく、日額3000円なども視野に入ってきます。
もっと言えば、保険に入らないという選択肢もあり得ます

とはいえ、保険に入らないなんて不安で仕方ないという方は少なくありませんので、お守りとして日額3000円〜5000円の医療保険が多くの人のニーズに適しているのではないでしょうか?

ちなみに・・・入院給付金日額の希望額はどれくらい?

同調査では入院給付金日額の希望額をアンケートでとっています。
平均額 は男性で 11,700 円、女性で 10,500 円となっているそうです。

まとめ

医療保険は金銭的ダメージが非常にわかりにくいという点、保険会社自体が必要となる医療費を明確にしていない(できない?)ため、どうしても過剰な保障を用意している人が多いです。

何より有名人が病気で入院したりするとニュースになりますし、周りの人間が病気しても耳に入ってきます。
反対に元気な人間の話はニュースになりません。
このようにセンセーショナルな情報が耳に入りやすいという点も不安を煽っているのかもしれません。

しかし不安は無限ですが、手元のお金は有限です。
医療保険も感情論ではなく、本質である金銭的ダメージを補うという考えに基づいて入院保障を選ぶと無駄のない買い物にできます。

漠然と保険に加入する人は、非常に贅沢をしている人ですから、自分もそうじゃないか?を疑ってみてくださいね。

「元役者」という異例の経歴をもつファイナンシャルプランナー。
現在は役者時代に培った経験を生かし、講師業を中心に活動。200人以上の確定拠出年金の運用相談の実績がある。

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